
2021年1月現在、自動車保険の契約は、ディーラー・修理工場、保険専業のプロ代理店で契約する「対面型」が80%以上です。
言いかえれば、20%程度(5人に1人)がネット・スマホで契約する「ダイレクト型」であり、今後も伸びていくのは間違いありません。


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今回は、ネット・スマホ契約(ダイレクト型)でも事故対応が安心な理由、対面型のメリット・デメリットなどについて、紹介いたします。
事故対応:対面型のメリットは「漠然とした安心感」

ディーラー・修理工場、保険専業のプロ代理店(対面型)の最大のメリットは、事故対応のときに頼りになる(かもしれない)という、漠然とした安心感です。
たしかに、事故が起きたときには親身になって対応してくれる担当者が多いのも事実です。
では、対面型は具体的にどのような対応をしてくれるのでしょうか。
事故が起こったとき、だれしも精神的に動揺します。相手がいたり、怪我でもしたらなおさらです。
どうすればよいのか分からなくなり、多少なりともパニックに陥る人も少なくありません。
言いようのない不安から逃れたい一心で、対面型で契約していれば、すぐ担当者に電話することでしょう。
顔見知りの担当者に電話がつながれば、ほっと一息つけることができますからね。
担当者からは、110番(警察)・119番(救急車)して、相手の人とは連絡先を交換してください。あとは、こちらで対応しますから安心してくださいね。など、不安な気持ちに寄り添った対応が想定されます。
事故現場が近ければ、駆けつけてくれるかもしれません。
では、駆けつけてくれて何をしてくれるかというと、特に何をするわけでもありません。
事故直後にできることなんて、相手との連絡先交換、修理工場・代車の手配といったところがせいぜいですからね。
少し落ち着けば、一般の人でも自分でできることばかりです。
そもそも、事故がいつどこで起こるかなんて、誰にもわかりませんよね。
夜中かもしれませんし、県外かもしれません。仮に近くにいたとしても、新規契約の商談中かもしれません。
事故が起きたときにすべきことは、110番(警察)・119番(救急車)して、相手との連絡先を換くらいです。
なお、事故現場で絶対にやってはいけないことは、相手との示談交渉です。
追突など100%自分に非がある場合でも、全額弁償しますといった念書を書いたり、口約束をするのはNGです。
相手方が怒って取り付く島もなかっとしても、警察に助けを求めれば大丈夫です。
誠意をもって謝罪し、今後のことは保険会社に任せますとだけ、伝えるのがベターですね。
事故の初動対応は1時間もあれば終わりますので、1時間以内に担当者と連絡がつかなければ、まったく意味がありません。
事故が起きたら駆け付けますね!と契約のときに言われていたとしても、ドラえもんからどこでもドアを借りない限り、現実的には不可能です。
事故が起きたら駆け付けますねは、事故が起きたら(可能であれば)駆けつけますね。が正しい理解です。
対面型・営業の名刺には、事故の際は24時間受付のフリーダイヤルへと記載されていることがあります。
これは、暗に事故連絡はしてくるな、といっているのと同じです。働き方改革の影響で、労働時間の削減に取り組まなければなりませんからね。
加えて、事故対応をしても、担当者は保険会社から手数料(お金)をもらうことはありません。
ネット・スマホ契約でも、事故対応はコールセンターの担当者が親身に対応してくれます。
自分ではうまく対応できなかったり、相手方が興奮していたとしても、その場で電話を代わってもらうことも可能です。
しかも、営業も事故対応もひとりでこなす対面型とは違って、事故対応の専門職員に24時間・365日事故受付のために待機しており、いつでも電話がつながります。
事故対応のためだけに待機している人がいるのは、ネット・スマホ契約のダイレクト型だけです。
とくにディーラーや修理工場なんて、事故の相談さえしてくれないのはごく普通のことです。
ディーラーは車を売ること、修理工場は車を直すことが本業であり、保険はあくまでも副業ですからね。
さらに、アクサダイレクト・イーデザイン損保・おとなの自動車保険・ソニー損保などは、ロードサービスやセコム・ALSOKなど提携し、現場に駆けつけてくれるサービスも選択可能です。
現場に駆けつけてくれるのは、故障車からの連絡を待っているロードサービス会社、万一の時に備えて待機している警備会社です。
対面型と違って、夜中でも、県外でも、気兼ねする必要はありません。
事故が起こったときの漠然とした安心感、顔見知りが対応してくれるということだけのために、対面型の自動車保険で高い保険料を支払うのはもったいないとしか言いようがありません。
ネット・スマホ契約でも事故対応は安心な理由

初動対応が終わると、その後は各保険会社の専門部署が事故処理をしてくれます。
基本的に示談交渉サービスがついているので、相手方への連絡も任せておけば大丈夫です。
保険会社による事故対応について、対面型とネット・スマホ契約の違いは、まったくありません。
ひと昔前でしたら、有力な代理店で契約している人は過失割合で有利なんてこともありました。
コンプライアンスが厳しくなった昨今では、保険会社による有力代理店への忖度もできなっているのが現実です。
さらに、イーデザイン損保/東京海上、おとなの自動車保険(そんぽ24)/損保ジャパン日本興亜、三井ダイレクト/三井住友海上では、事故対応は各保険会社が行っています。
東京海上の保険に対面型で契約しても、イーデザイン損保にネット・スマホで契約でも、東京海上の専門部署が対応してくれます。
つまり、契約したときの入り口と保険会社名が違うだけで、事故を起こしてもまったく同じサービスを受けることができるのです。
アクサダイレクト、チューリッヒ、ソニー損保、SBIなども、事故対応に力を入れています。
ネット・スマホ契約は、事故対応力・口コミこそが大切であり、今後もより一層のサービス拡大に努めています。
自動車保険は、万が一の事故のときに備えて契約するものです。
対面型でもダイレクト型でも、事故対応サービスが安心であるからこそ、価格が安いネット・スマホ契約を選ぶの人が増えているのです。
契約・更新手続き:対面型はデメリットも豊富

対面型では、契約するときの丁寧な説明、その場での疑問点解消といったメリットもあります。しかし、契約・更新手続きには、対面か電話が必須です。
ネット・スマホ契約でしたら都合のよいときに契約・更新手続きできますが、対面型は相手とスケジュール調整したり、何度も電話がかかってきたりします。
対面型は、必ず面談か電話で契約者の更新意志を確認しなければならないからです。
わざわざ時間と交通費をかけて会いにきた人に対して、面と向かって断るのは難しいです。
成績優秀な営業ほど、電話ではなく面談にこだわる理由は、直接会うことで単価アップ、追加契約を狙っているからです。
男女の付き合いと同じで、電話よりも直接会えば、関係が深まっていくのと一緒ですね。釣った魚にはエサをやらないところも、似ているかもしれません。
しかしながら、会いに来るだけ熱心ですし、大切に扱われているのも間違いありません。
対面型では、見積もりを送って電話で金額と継続を確認して終わり。かかった時間は約3分間のウルトラマン対応が横行しています。下品な表現ですが、ヤリ捨て感が半端ないです。
大事な契約の更新手続きさえ手抜き対応なのに、万一の事故のときは親身になって対応してくれると思うなんて。あえて厳しい表現ですが、頭にお花畑が咲いているとしか思えません。
また、事故がなければ、自動車保険料は安くなっていきます。
対面型では契約単価を維持するために、新しい特約が出ましたとかドライブレコーダーもつけましょうなど、更新するたびに売り込みをかけてきます。
ネット・スマホ契約(ダイレクト型)でも補償アップの案内はありますが、不要と思えば前回と同じ条件を選ぶだけです。
ところが、対面型では提案されるたびに、毎回断らなければなりません。
年末にはカレンダー、年始には年賀状、何かと付き合いがあると断るのが億劫で、「おすすめのプランでお願いします」と、なったりします。
過去に事故対応でお世話になっていたとしたら、断ることはもはや困難になってしまいますね。
一度でも補償アップ(単価アップ)に応じると、頼めば追加してくれる人とリストアップされることになります。
自動車保険だけではなく、生命保険・医療保険・がん保険・火災保険など、対面型の営業にとって大切な見込み客に昇格です。
大切な見込み客には、昨年どんな話をしたか、何と言って断られたかなどをデータベース化しておいて、何度でも提案できるよう対策をするのは基本中の基本です。
新しい提案をされても、ネット・スマホ契約ならDM・メールを無視するだけなのに、対面型では人間関係がついてくるので、面倒くさいことこの上ないですね。
対面型からネット・スマホ契約に変えるデメリットはなし

対面型のディーラー・修理工場にとって、自動車保険はあくまでも副業にすぎません。
ネット・スマホ契約に切り替えたからといって、車検・点検サービスを受けられなかったり、修理をしてもらえないなんて、ありえないことです。
なぜなら、ディーラー・修理工場は、本業である車検・点検・修理で儲けているからです。
保険専業のプロ代理店にとって、ネット・スマホ契約に切り替えられるのは死活問題ですが、契約者であるみなさまにとってのデメリットは、事故のときに顔見知りに対応してもらえないことくらいです。
上記のとおり、顔見知りだからといって、できることはほとんどありません。むしろ、不要な保険を売りつけられる危険さえありますね。
人間関係は壊れるかもしれませんが、契約がなくなったから切れる関係って、しょせんはその程度と割り切るのもありだと思います。
親の話で恐縮ですが、以前は東京海上の対面型で自動車保険に加入していました。
対面型で事故対応は安心なはずなのに、母親が事故を起こした時、保険専業代理店の対応はとても不親切でした。
事故処理は東京海上の事故担当者が対応してくれたため、すんなりと解決しましたが、何の役にも立たない代理店に高い保険料を払うのがバカバカしくなったので、イーデザイン損保に切り替えました。
父の勤務先には団体割引(30%割引)がありましたが、ダイレクト型にして団体割引がなくなっても、12,000円ほど安くなったのもポイントでした。
イーデザイン損保に切り替えた1年後、母親がまた事故を起こしました。
東京海上の事故担当者が偶然にも前回と同じ人で、親切かつスムーズに対応してくれました。
入口が違うだけで出口が同じなら、もっと早く切り替えておけばよかったと父親が言っていました。
自動車保険の大切な価値である事故対応が同じであれば、万一の時に何の役にも立たず、更新のときにしか連絡のない代理店に手数料分高い保険料を支払うのは、お金をドブに捨てているとしか言いようがないですからね。
まとめ
ネット・スマホ契約が安い理由は、対面型の自動車保険には約20%手数料が含まれているからです。
年間保険料が5万円なら1万円、10万円なら2万円もの手数料が発生しています。
対面型の自動車保険で高い保険料を払っても、メリットが少ないどころかデメリットまであるのは驚きですね
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